梅下のとはずがたり

思いつきを長々と語るブログ

映画を観に行った話

記憶に残るほど特異でありながら、きっと多くの人が経験したであろう月並みなお話。

 

鬼滅の刃 無限列車編」を観に行ってきました

たぶん、土日はとてもとても混むと思ったので、初日の金曜に滑り込んで可能な限り素早く退散することにしました。

グッズはこの時間帯ではきっと無理なので諦め、でもできたらパンフレットくらいは買えたら良いなという心づもり。

普段あまり混んでない映画館に行ったのですが、久々に大混雑というものを見ました。この映画館が始まって以来の混雑といっても過言ではありません。

その映画館では行列を整理するための人員を割いておらず、お客さんがどこにどうならんでいるかもわからない状態でした。

行列をめぐって揉め事が起こらないか心配になってしまうほどです。

私はたぶんここが最後尾かなと思うところに並んでいたのですが、折り返し地点でうっかりよそ見をしてしまい、前にいた人がどこに曲がったかわからなくなる始末。

だんだんメビウスの環みたいに見えてきます。

無限列車編とは…お客さんが無限に続く列車のように列をなすイベントなのだろうか。

(断じて違う。)

その後、さらにきょろきょろしているうちに別の行列の流れに巻き込まれ、そのままチケットもぎりの入り口まで、流されてしまいました。

そして何だかよくわからないうちに開始5分前に劇場に入れました。

こんなことは、いまだかつてなかったことです。

お客さんが多いこともあるでしょうが、上映回数が多い上に各回の合間に消毒や換気などもあるでしょうから時間も労力もかかりますし、もぎりはいまだに人力で多くても2人、来場特典が手渡しでは劇場の数や客席数に関わらず、さばくスピードに限界がありどうにもならないのでしょう。

スタッフの方々の大変さは想像を超えます。

 

■映画を観て

原作を読んでいて話はわかっているのに、迫力ある美しい映像、声優さんたちの熱演には心揺さぶられました。

特に煉獄杏寿郎役 日野聡さん、竈門炭治郎役  花江夏樹さん、嘴平伊之助役 松岡禎丞さんは今回かなり叫ぶ台詞も多くて熱演が光っていました。

その熱さに厭夢役 平川大輔さんや猗窩座役 石田彰さんの冷ややかな鬼の演技が掛け合うように入ってくる。

鬼滅の刃の登場人物は一人一人こだわりをもって丁寧に作り込まれていますが、その魅力と熱さを体現してくれるのが声優さんのすごいところです。

個人的にアニメ化されて良かったなと思うことの一つは、漫画のコマとコマの間、コミックの間にちょっと描かれたカットされたネタが繋がっていることです。

無限列車編は汽車が夜の草原を走っていく姿が大画面にとても映えますし、物語の時間的にも一晩の話ですから、一気に大画面で観られる映画での表現は大正解だと思います。

アニメの作り方はよくわかっていない部分が多いですが、時間をかけたものは動きを丁寧に描けるのか「空中を跳んでくるっと身体をひねって斬りかかる」みたいな戦闘シーンはテレビではあまり観られないアングルで描かれていて、見応えがありました。

技のエフェクトも迫力があって良かったです。

 

■来場特典を見てみる

目玉は煉獄さんの初任務のお話。

映画観た後に読むとさらに煉獄さんの人柄の良さが偲ばれます。

大正コソコソ噂話や立志編のまとめ、アニメ監督の外崎春雄さんとキャラクターデザインの松島晃さんの対談、声優さんのインタビューなどなど。

私はスタッフが見るアニメの鬼滅の刃やキャラクターやこだわりってどうなの?という興味があるので対談はおもしろかったです。

それからあまり創作について語らない吾峠先生のキャラ作りについてのコメントが見られました。「鬼滅の刃」のキャラクターにはほとんど実在のモデルがいて、だいたいは作者個人の知り合いで一般人だそうです

ん、つまり、私の考察はあまり意味ないってことか。

!!!

まあそれはそれとして、思い付いたものは気長に書き残していこうと思います。

 

 

 

 

 

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